「速払いサービス」で日払い制度の導入を実現｜アルバイト・パート採用の強化と定着率向上で人材不足の課題を解決

導入前求人倍率は高止まり、でも手間は増やせない

人を集めづらくなり始め、求人媒体会社から「日払い」対応が有効だと聞いていたので気にはなっていました。しかし、既に導入していた「週払い」で対応業務が大変な事はよく分かっていたため、さらに「日払い」でその頻度を上げて業務を増やす事について、社内ではネガティブな意見が多く出ている状況でした。加えて、募集広告に「日払い」と掲載して利用者希望者が増えるとなると、、、制度として導入した時の業務負荷を考えると、簡単には踏み切れませんでした。

導入後辛い手作業から卒業！スタッフにも分かりやすいサービス

引出し可能額の算出・申込の管理・給与明細への反映額計算など、これまでの手作業で苦労していた業務がシステム化できる、業務負荷が軽減できると聞き、「これなら日払いに切り替えられる」と思い導入をすぐに決めました。携帯から登録や申込ができるようになるので、スタッフ側の利便性が上がりそうな事も決め手の１つになりました。

実際の導入はとてもスムーズで、スタッフからの問合せ対応も全て請け負ってくれるところも大きなメリットでした。こちらにも若干の問合せは入ったものの、細かいことは問合せ窓口にお願いしますという対応ができたので、とても助かりました。

期待した業務軽減はできているので、導入前の課題は解消できました。元々手作業によるミスも気になっていたので、利用人数が増えること自体が心配の種でしたが、システム化できた事によりその悩みも解消されました。

日払い対応なので振込処理の頻度自体は増えましたが、何人申込をしてきても、送金処理は1回のボタンクリックだけなので、苦ではありません。

現在、関東圏の求人で「日払い」を記載しているのですが、応募は確実に増えています。休み前に稼働時間を増やし、引き出しているスタッフもいるようなので、スタッフもうまく活用できているのだと思います。

導入課題慢性的なアルバイト不足

飲食業界は今、慢性的な人手不足に陥っています。当社もアルバイト募集をしていますが、他社との差別化や企業独自の魅力を打ち出すこともなかなか難しく、十分なスタッフ確保ができずにいました。

求人媒体から勧められていた「日払い」の導入も視野に入るなか、在籍スタッフの一部が「給料日前にお金に困り、別の仕事をするから」という理由で退職しているケースがあることがわかりました。既存従業員の流出を防ぐこともできるなら、と前払い制度の本格的な検討に入りました。

導入後他のサービスにはない機能・速さが嬉しい

週払いシステムを導入していましたが、事務業務の負担が大きく、日払いへ切り替える事ができずにいました。『速払いサービス』は、本部や従業員の問合せを全てアウトソースできる事が、事務担当者にとっては最大の魅力でした。日ごと、月ごとで利用状況のデータがもらえるのも事務処理上うれしいポイントでした。

ルール設定を慎重に行い、運用開始までは3か月かけましたが、アドバイスも貰いながら細かく検討を重ねた結果、適正な金額設定ができたと満足しています。

実際に利用するスタッフにとっても「勤務翌日に振込」は他にないスピードなのでメリットが大きかったと思います。お金が足りない時は、一日でも早く受け取れたほうが良いと思うので。

実際に導入してみて、勤怠データの自動連携は、こちらが何もしなくてもデータが管理システムに入っているので、本当に楽です。従業員とのやり取りも『速払いサービス』側で行ってくれるので、こちら側は支払い実績の管理だけで良くなりました。

課題であった求人も「日払い」と広告記載ができるようになり、応募者へアピールできる魅力の1つになったと思います。

今後の展開『ポイント機能』にも期待

既に運用している『速払いサービス』『web給与明細サービス』と合わせ、近日『apseedsポータル』の導入も行う予定です。アプリの『ポイント機能』を従業員のモチベーションアップと、企業としての魅力アップに繋げていきたいと思っています。

導入前求人広告の反応が・・・

周りの飲食店が時給を上げ始め、求人広告への反応が悪くなってきていました。こちらも時給を上げて対抗することもできますが、泥沼化することは明らかで、何とか「時給アップ」以外で打てる対策はないか、と考えていました。

求人広告のインパクト・求人媒体での検索の優位性を考え「給料の支払い方を変える」＝「日払い」への対応を検討し始めました。これで効果が出れば時給アップ競争を回避できますし、気になっていたダブルワークの抑制もできるならなお良いのではないかと思いました。『速払いサービス』の紹介があったのは、ちょうどこの頃でした。

導入後応募数が増え、属性も変化

『速払いサービス』の導入を決めたのは、ちょうど先ほど挙げた課題が解決できそう、と感じたからです。初期提案は電話でのヒアリングとなる企業が多いのですが、エーピーシーズさんは最初から、提案資料と担当者さんの顔をwebシステムで見ながらお話できたので、とても安心でき良い印象でした。実際の運用も、既存のシステムから出力したデータを活用するだけ、とシンプルだったため、導入の段階からとてもスムーズでした。スタッフ側の使い勝手も、60代の方でも利用できるほど簡単なので助かりました。

導入後の効果も上々かと思います。求人広告の掲載数は以前とほぼ変わりませんが、応募の数が2～3倍になり、加えて応募者の属性が明らかに変わりました。以前よりもフルタイム勤務と、他社正社員・契約社員の方などダブルワーク前提の深夜帯の応募が増えています。十分な応募があれば現場の選択肢も増えるため、店舗運営もよりスムーズになるのではないでしょうか。実際に、店舗勤務の社員の深夜残業抑制にはかなりの成果が出ています。

「日払い」について、以前は短期・単発と同じイメージで「すぐ辞める」「転職癖がある」といった印象がありましたが、『速払いサービス』利用者はたしかに辞めておらず、今は全くの別物と認識しています。面接で「日払いが目的」と申告してくる人はあまりいませんが、実際見てみると最初の2～3か月の間に利用している人が多いようで、利用が減るのを見ると「安定したんだな」と安心します。他にも医療費や、学生アルバイトが就活の交通費として引き出している話を耳にしています。本人のタイミングで引出す自由があるのは、とても良いことだと思います。

今後『速払い』がもっと一般的になればいいな

今回の『速払いサービス』の一件から、「どのように働いて、どのように収入を得るのか」を考えている人が多くなっていることを実感しました。皆さん自分の生活スタイルに合わせて仕事を選んで、働いているんですね。週2日勤務、4時間勤務などが当たり前になり、働き方の自由度が上がったのと同時に、給与の受け取り方にも自由が求められていることを感じました。とは言え、まだまだ一般的ではないので、自由度を高める、選択肢を増やしてあげられるという意味で『速払い』がもっと一般的に、もっと広く利用できるようになるといいのかなと思います。